
欧米諸国では徐々に文化としての定着をみせているドライジャニュアリー。
例年との違いは?ドライジャニュアリーという文化が、ノンアルコール、ローアルコール市場にどれほど寄与しているのか?
*過去のドライジャニュアリーについては下記をご覧ください*
イギリス・アメリカでは市民権を獲得か
ドライジャニュアリー発祥の地イギリス、そしておそらくもっとも参加人口が多いであろうアメリカでは、ドライジャニュアリーはだいぶ市民権を獲得してきたようにみえる。
どちらの地域においても、全人口の7人に1人ともいわれる人がドライジャニュアリーに参加している。
さらにアメリカは昨年2021年も同様の人数の参加者(13~15%)が推定されているので、勢いが衰えることなくほぼ同数が今年も参加した形となる。
世界的に見ても、年を追うごとにその注目度が高まっていることは、下図のGoogle Trend からも見て取れる。

ドライジャニュアリーは市場に貢献?
「ドライジャニュアリーにノン/ローアルコール市場の牽引役の荷は重い。」
そのように言われていたこともあったようだが、イギリスの最大手のスーパーマーケットチェーンTescoでは、ドライジャニュアリー期間中のノンアルコール売上は15%伸びており、かならずしもドライジャニュアリーでは力不足ということはなさそうだ。
また、飲料市場の市場調査機関として名高いIWSRは、ノンアルコール・ローアルコール市場の主要十か国であるオーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、日本、南アフリカ、スペイン、英国、米国において2018年から2021年に25%以上の成長(78億ドル市場から100億ドル市場へ)があったと報告している。
日本でも初となるドライジャニュアリー

日本でも初となるドライジャニュアリー企画が株式会社パルコ 主催で始まった。
今回はオンラインでのノンアルコール・ローアルコール商品の販売を始め、トークイベントや店舗での販売なども実施された。8つのショップと10を超える企業が企画に参画し、その様子はテレビなどのメディアでも大きく取り上げられた。
日本国内でもようやく始まったドライジャニュアリーが今後どのような展開をみせていくのか、ますます目が離せない!
参考サイト
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