7月のDry Julyに続き、10月のSober Octoberの時期となった。
コロナ禍でのSober Octoberはどうなったのだろうか?
Sober Octoberとは?
Sober Octoberとは、2010年にオーストラリアのNPO法人Life Educationによって考案された10月の一カ月間禁酒をし、より健康的な生活のために寄付をしようというキャンペーン(オーストラリアではOcsober)。
その後、イギリスにわたりMacmillan Cancer Support主導でガン患者への寄付活動としてSober Octoberがスタートした。
*Sober October/Ocsoberについての詳細は『しらふな神無月 - Sober October / Ocsober』参照のこと
英豪におけるSober October
現在(2020年10月31日)Macmillan Cancer Supportの方では、Sober October参加者は60,906人、寄付金額£3,692,538(約5.5億円)が集まっている。
この寄付金額は昨年と比較すると115%以上に相当するが、参加者は8%減少している。
Google Trendを見てみる限り、オーストラリアにおけるOcsoberの注目度は年々落ちてきている。
一方英国における、"Sober October"の注目度は安定しつつあるという見方ができる。
米国では注目度上昇
新しい潮流として、米国での注目度が上がってきたことが挙げられる。
INDEPENDENTによると、ロックダウン下で米国のアルコール販売額は22%増加している。
The Lancet Reportによればこのような飲酒量増加の背景には、財政難・社会的孤立・医療制度の混乱があると言われている。
具体的な要因としては、コロナ禍、BLM運動、気候変動、大統領選などが挙げられるだろう。
社会不安が飲酒を煽り、飲酒量増加による反動としてSober Octoberへの注目度が上がったと考えられる。
参考サイト
Sober October: https://www.gosober.org.uk/
"2020 is the Perfect Year to do a ‘Sober October’" the Temper
"Coronavirus: US alcohol sales jump 22 per cent during lockdown" INDEPENDENT
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